40代からの田舎暮らし!家族4人の新潟移住奮闘記

このブログは、紆余曲折の末に嫁さんの実家の近くに移り住み、新しい生活基盤を整え、移住者支援活動を始めるまでの奮闘記です。

1-2 地方で働くということ

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家族会議の末、ついにUターン移住をすることに決定しました。
子供たちも、

「たくさんのお友達を離れ離れになってしまうのは寂しいけれど、家族みんなで行くのだったら大丈夫。」
「優しいおじいちゃんも、おばあちゃんも待ってるし。」

と言ってくれた。


となると、次に考えるべきは、移住先での仕事です。

まず、声を大きくしてお伝えしなければならないことがあります。

田舎に、仕事なんてないんです!!

「それぐらいの事、分かってるよ。」という声が聞こえてきそうですが、まずは下の資料を見て下さい。

有効求人倍率の推移

酷評されることの多いアベノミクスですが、ここ数年徐々に有効求人倍率が上向きになっています。
確かに一時期に比べて、転職市場も売り手市場であることを肌身に感じることが多くなりました。
地方の経済状態を正確に反映していないといわれている有効求人倍率ですが、経済が回復傾向にあることは間違いなさそうです。


「おお!そうか!今こそUターン転職のチャンスだな!!」とばかりに、鼻息あらく転職市場に身を投じる準備を進めたくなるしょう。

 

でもちょっと待ってください。


続いて次の資料を見てください。

 

都道府県  
産業計1) 建設業 製造業 運輸業
郵便業
卸売業,
小売業
医療,
福祉
サービス業
年齢
(歳)
勤続年数(年)  

 

全国計 42.5 12.1   304.3   330.5   294.5   274.8   308.0   279.7   255.6
北海道 43.4 11.1   266.4   281.4   246.7   226.9   274.5   266.1   226.3
青森 43.6 11.9   234.8   240.0   224.4   227.1   218.2   235.2   186.2
岩手 43.6 11.9   236.8   271.3   226.8   221.7   236.5   224.1   204.3
宮城 42.7 12.6   284.5   329.1   250.3   259.8   298.9   263.9   234.0
秋田 44.2 13.1   240.8   254.1   216.8   237.8   232.8   253.0   207.0
山形 43.0 12.9   246.7   250.6   238.3   222.8   258.5   246.8   199.8
福島 43.0 11.9   261.4   282.7   248.2   240.4   265.1   266.7   238.9
茨城 42.7 13.1   299.8   341.7   291.3   266.5   279.9   276.4   261.8
栃木 42.7 13.2   294.9   301.2   288.8   263.0   275.3   288.6   241.0
群馬 42.7 12.2   282.4   312.9   276.0   266.5   286.7   275.1   231.7
埼玉 42.5 11.6   296.5   364.3   296.4   274.0   294.2   287.2   269.3
千葉 42.2 11.4   309.4   327.9   305.8   311.6   297.7   299.6   277.7
東京 42.0 12.2   377.5   409.7   378.3   335.5   369.4   329.7   302.7
神奈川 42.6 12.0   329.8   361.3   341.7   289.2   325.9   302.3   264.7
新潟 42.9 12.7   260.1   283.4   252.8   259.7   253.2   253.4   215.2
富山 42.9 12.6   267.6   309.9   261.6   250.9   257.3   255.4   235.3
石川 42.9 12.5   276.7   311.5   266.7   267.9   281.1   269.1   224.9
福井 42.8 13.2   272.3   308.1   264.7   290.2   248.4   263.1   227.4
山梨 43.0 11.8   279.9   331.3   287.1   241.8   283.7   261.4   217.3
長野 43.0 12.4   275.0   304.3   276.1   249.6   274.6   258.7   227.6
岐阜 42.5 11.9   277.9   299.7   266.5   267.2   279.2   284.9   236.9
静岡 43.2 12.9   290.8   332.3   295.8   274.8   281.3   263.7   238.7
愛知 41.6 12.7   318.3   354.1   323.6   283.4   322.5   303.5   251.5
三重 42.2 13.0   300.0   331.8   317.2   269.6   268.6   280.3   243.2
滋賀 42.4 12.2   295.8   331.5   314.2   278.2   284.0   267.8   224.2
京都 42.7 11.9   311.6   311.1   328.7   260.1   297.6   321.7   209.8
大阪 42.3 12.0   326.1   368.6   323.3   301.0   335.8   301.6   269.7
兵庫 42.6 12.1   294.8   326.1   298.8   267.6   280.9   288.1   246.6
奈良 42.2 11.1   300.7   328.4   291.3   244.4   291.6   309.9   246.6
和歌山 42.6 12.4   282.2   317.9   272.1   252.3   283.1   276.7   236.0
鳥取 43.0 12.1   254.2   266.4   240.2   250.0   244.6   266.6   212.5
島根 43.0 11.9   253.4   280.1   242.0   233.3   249.5   261.3   200.3
岡山 42.8 12.1   269.6   311.9   268.6   242.8   252.9   263.6   224.6
広島 42.7 13.1   297.6   320.8   281.9   266.4   320.9   285.4   252.8
山口 43.2 12.0   273.5   291.3   279.7   262.9   258.5   270.3   241.1
徳島 42.4 12.4   274.6   275.1   281.0   253.9   256.8   260.7   207.9
香川 42.7 12.5   277.7   354.9   260.7   255.5   265.0   269.6   238.7
愛媛 42.9 11.8   262.7   282.3   262.2   257.2   246.3   249.8   223.1
高知 43.3 11.6   258.3   268.3   241.6   260.3   236.1   256.4   216.1
福岡 42.4 10.9   282.7   339.0   269.0   256.2   288.1   269.5   240.9
佐賀 42.9 11.6   246.6   280.5   235.0   229.4   243.6   244.0   207.5
長崎 43.1 11.6   253.4   273.8   256.2   220.2   247.9   246.8   216.8
熊本 43.3 11.4   253.8   251.6   257.4   216.8   245.4   258.2   205.7
大分 43.0 11.7   257.8   272.0   256.4   247.6   251.8   252.9   210.3
宮崎 43.3 11.2   235.5   255.7   217.5   240.3   216.2   243.5   191.5
鹿児島 43.9 11.3   249.2   261.3   232.2   232.2   244.4   246.9   214.7
沖縄 42.0 9.4   244.4   260.3   211.8   221.3   228.6   257.3   198.6


都道府県別の平均月収(差引前)を示したものです。
ここで注目していただきたいのは、「平均の月収」であるということです。
一般に平均月収は一握りの富裕層が多額の給与をもらうために中央値より高くなる傾向にあります。


もう一つ、平均勤続年数は12年前後。

つまり定期昇給や役職手当もついてこれです。


。。。。。。。。。。ちょっとびっくりしましたでしょうか。。。

 


経験豊かな40代の転職といえども、転職先ではルーキーです。

大幅な減収は避けられません。
多くの若者が、より好待遇を求めて都会に流れ込む理由がここにあります。


その流れに逆行するということは、あえて困難な労働条件を受け入れるということになるのです。