40代からの田舎暮らし!家族4人の新潟移住奮闘記

このブログは、紆余曲折の末に嫁さんの実家の近くに移り住み、新しい生活基盤を整え、移住者支援活動を始めるまでの奮闘記です。

第3章 民間企業Uターン転職編

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兵庫県から東京と新潟に合計3回も足を運んで受験した公務員試験に見事落っこちた私は、気を取り直して転職活動を行うことにしました。  

  


そんな簡単にモチベは戻らんかったです。。     
一か月くらいはへこみましたよ。    
        
でも、いつまでも凹んでいられない。    


距離にして700㎞以上も離れた場所で転職活動を行うにはどうしたらよいか?   


まずは、転職サイトに登録をすることになります。

 

1-6 自分の社会的な価値をシビアに見つめる勇気が必要 - 40代からの田舎暮らし!家族4人の新潟移住奮闘記

で、紹介しました通り、なかなか自分の客観的な市場価値は分かりにくいものです。

特に働いていた会社に特化したスキルのみを磨いてきた方にとっては、やめてしまうと

 

人生詰んだ。。。。

 

になってしまうのではと不安になると思います。

そんな時こそ転職サイト。


登録した転職サイトは以下の三つでした。    


    ・ リクナビNEXT    
    ・ リクルートエージェント    
    ・ ビズリーチ    

   
        
それぞれに特徴があって、一人一人のキャリアやスキル、所有している資格などで

どのサイトが良いかは変わりそうです。 


私にとっては、上記3つの転職サイトへの登録はかなり有益でした。 

 
遠く離れた場所で転職活動を行う強い味方、転職サイトと転職エージェント。    
第3章ではその経験を通して感じたことを一つ一つご紹介します。    

2-3 私の場合は(公務員試験チャレンジ編)

新潟県に移住すると決めた時から、地方の求人状況が厳しいことは分かっていましたので、公務員試験を狙っていました。
平成27年はまだ、民間企業等経験者採用試験を実施している行政機関は、新潟県のほか数市のみだったと思います。
新潟県で県庁職員は文句なし最強にして、安心。ここを狙わない理由はありません。

 

早速、採用試験対策を始めました。


「一次試験は筆記ね。難易度は初級程度か。ふむふむ。」

ということで、公務員初級のテキストをネット購入。

私が購入したテキストは、

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です。


出題傾向と問題レベルの把握にもってこいとの評判に惹かれて購入しましたが、

やってみた感想としてもまさにその通り。


偏りのない問題構成で、今まで公務員試験なんて考えたこともなかった方には

がっちりお勧めします。


350問全て解けるようになれば、一次試験の突破ラインは超えるはずです。


二次試験から面接があります。もちろん公務員試験用の面接対策なんてしたことないので、またまたテキストを購入。


面接対策のテキストは正直なんでもいいと思います。

とにかくわかりやすそうな本を購入してルール的なものを把握すればOK。
社会人なんですから、自分の言葉で思っていることを相手に伝えるのは、今までもやってきましたでしょう。
自分のキャリアの棚卸をやって、志望の動機を自分のキャリアに絡めてきちんと説明できれば問題ないです。


ただ、新潟県圧迫面接です。かなり失礼なことを言われますので、気分を害せず客観的に答えましょう。


適性検査は対策のしようがないので、割愛。


小論文はすぐに書けるようにはなりませんが、普段から物事の要旨をまとめて自分なりの意見を整理するトレーニングはしておいたほうが良いかもしれません。


最終面接は総力戦です。


相手は百戦錬磨の面接官。メッキ程度では勝負できません。
ここで私は落ちてしまうのですが、一次試験、二次試験ともに高得点だった自信がありました。
事実、面接官は最後まで私の使いどころを考えてくれました。

 

ここがキーポイント!

募集している行政機関が欲しいと思っている職種と受験者のスキルがマッチしていないと、最終面接では落とされてしまいます。


一次、二次は受験者のポテンシャルチェック。どの程度の人間的な力があるのかを測ります。

最終はそのポテンシャルをここで発揮できるかという、マッチングチェックです。


ここを見間違うと、自分がやりたいことを(もしくは得意なことを)前面に押し出してアピールして玉砕します。


相手にとって自分が有益であること。

 

これを面接官に伝えなければ最終面接は突破できません。
最後の関門までたどり着いたにも関わらず玉砕した私の痛い痛い敗戦の弁でした。

公務員試験に挑む皆さんに幸あれ!!

 

 

次回は第3章 民間企業転職編

公務員試験に失敗した私は、民間企業に狙いを定めて転職活動を始めます。

いい年こいたアラフォーおやじの転職活動。

果たして、どんな結末が待っているのでしょうか?

こうご期待です。

 

2-2 試験の難易度と対策

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気になる社会人経験者採用試験の内容ですが、行政事務職で受験する場合、試験内容は「教養試験」「小論文」「経験者論文」「面接試験」という組合せが大半です。
教養試験は概ね40題出題され、難易度レベルは初級(高卒レベル)~上級(大卒レベル)と様々です。

自治体により筆記試験の難易度が異なりますが、社会人が受験しやすいよう配慮されていることが多いようです。


私が受けた新潟県の場合は、一次試験が「教養試験」と「小論文」のみ。

二次試験が「一次面接」「適性検査」「自己PRレポート」の三つ。

三次試験が「最終面接」のみでした。


教養試験は満点が狙えるほどに簡単なものでしたので、初級(高卒レベル)の対策で十分です。

小論文は一時間、1000文字程度。その場で与えられたテーマに沿って自分なりの考えをまとめて論ずるものでした。
テーマも普段から新聞などを読んでいれば問題ない程度のものです。

 

私の場合は「二酸化炭素削減と二酸化炭素税導入の効果について」で、二酸化炭素税導入の賛否を明らかにしたうえでその論拠を示すものでした。


社会人経験者枠の一次試験の難易度は高くないので、ここを高得点で突破しなければ二次試験三次試験に勝ち抜けなくなってしまいます。

一次試験はそれほどにウエイトの大きな試験となっているようです。


(出展元:公務員試験総合ガイド https://90r.jp/ )

2-1 社会人経験者(民間企業等職務経験者)採用試験の現状

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社会人経験者(民間企業等職務経験者)採用試験を実施する自治体数が過去数年間で急増しています。


公務員の社会人経験者枠は、かつては大規模な自治体のみに特有の採用形態でしたが、平成29年度は全都道府県政令市の8割以上の自治体で社会人者枠の採用が実施されるに至っています。
また、各自治体で受験可能な年齢上限の引き上げが強化され、59歳まで受験可能な自治体が増加しています。

(2019年度試験からは特別区経験者採用も59歳まで受験が可能)。
今や社会人経験者採用は実質上年齢上限がない公務員試験と言っていいでしょう。


しかも単に名目上の年齢上限撤廃ではなく、実際に50歳代で合格される方も少なくありません。

このように民間経験者枠が拡大されている今は、公務員へ転職するチャンスと言えます。


社会人経験者(職務経験者)採用の場合、自治体によって職務経験の期間や年齢上限といった受験資格が異なります。
また、正社員でなくても一定の条件を充たせば受験できる場合もあり、公務員から公務員への転職が可能な自治体もあります。


希望の自治体に採用計画があるのかや、試験日程はどうなっているのかなどは、各々の自治体のホームページ等で確認してください。

(出展元:公務員試験総合ガイド https://90r.jp/ )

第2章 公務員試験への挑戦

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地方に移住する上で、最強かつ最大の転職先と言われれば文句なし公務員です。

それが都道府県職員以上であれば泣く子も黙ります。
(ちなみにここでいう泣く子とは、お義父さんを指すことは公然の秘密。)


地方公務員の年収ベースは一見少なく見えますが、諸手当や各種制度、身分の安定、地域からの信頼性を加味すればこれ以上の転職先はありません。
しかも、最近では社会人経験のある優秀な人材を採用する機運が高まりつつあり、40代からでも公務員を目指すことは不可能ではなくなってきました。

相当に難関ではありますが。

 

事実、私も44歳で新潟県のU・Iターン型 民間企業等職務経験者枠で採用試験にチャレンジして最終面接まで進みました。

ということは、最終面接で落とされたということですが。(笑)

 

考えられる敗因は後述するとして、この章ではUターン転職者が公務員を目指すときに知っておいたほうが良いことを中心に、採用試験突破に向けて行うべき準備や対策について考えていきたいと思います。

1-8 私の場合は

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兵庫県一級建築士事務所を12年間にわたり営んできました。

起業後3年で法人化も果たし従業員も数名ですが雇い入れて、一時期は年間売り上げが9桁に届く勢いで仕事をしていたこともあります。


順風満帆に見えた企業運営でしたが、まもなく時代の趨勢を読み切れず売り上げを大幅に落とすことになってしまいます。


追い打ちをかけるように親族問題が勃発。

大きな決断を迫られる状況となったのです。


良い時も悪い時も、いつもそばにいてくれた私の大切な嫁さん。

私の夢を応援し続けてくれて、苦労ばかり掛けてきたのにきちんとお返しできていない。
だから人生の後半戦は、嫁さんの喜ぶことをしてあげたいと考えるようになったのです。


そこで、苦労して作った会社をたたみ嫁さんの実家のある新潟県見附市に移住することを決意。仕事探しを始めることになりました。


最初は公務員試験にチャレンジします。


残念ながらそれは叶いませんでしたが、その後あきらめずに懸命に転職活動を行い、3社面接を受けてすべての企業から内定をいただくことになります。
その経験やノウハウも追ってお伝えしていこうと思いますが、次の第2章では公務員試験の経験を通して得たことをお伝えしていきたいと思います。

1-7 田舎暮らしに夢見がちなあなたへ

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「都会生活の疲れた心と体を癒し、今度こそワークライフバランスを考えながら、家族とゆっくり慎まやかに暮らしていきたい。」


「年収なんて350万もあれば、創意と工夫で充実した毎日を過ごしてみせるよ。」


そうですよね。せっかくリスクを取ってUターン移住するんです。

「たとえ生活水準が下がったとしても幸福度は上げていきたい。」と考えますよね。


そのモチベーションはとても大切だと思います。


私は一級建築士ですので古民家を手に入れてセルフリノベーションをしながら自分らしく過ごしていきたいと考えていました。
その思いがなければ、移住にまで至らなかったかもしれません。


それが叶っているかどうかは、おいおい後述させてもらうとして、夢は自分を前進させる大きな推進力となりえます。


でもですよ。

 

今の日常を振り返ってみてください。

 

「毎日忙しくて自分のしたい事なんて後回しで。大好きな作家の新刊を読む時間すらないよ。」という方なら、移住してもやっぱり忙しい毎日を過ごされると思うんです。


子供たちにしても、

「習い事を6つも掛け持ちしていて、週末なんて塾も入れて3カ所もはしごだよ。」

なんて毎日を過ごしているのでしたら、それもしかりです。


大切なことは、環境が変わるタイミングに自分たちの生活スタイルを見直すことにあるのです。

無駄をそぎ落として本当に必要なものだけに時間とお金をかけていく。


習い事なんて地域のスポーツ少年団に入ってやったらそれで十分じゃないですか。
ゆっくり過ごすとは、周りと競うことをやめて自分が心地よいと思えるペースで前に進んでいくことじゃないかと思います。


生活スタイルは住む場所で決まるんじゃないですよね。

 

あなたの心が決める事です。

あなたの家族が決める事なんです。